「無料で求人広告を掲載しませんか?」と勧誘したうえで、
無料掲載期間の終了直後に不当に高額な広告掲載料金を請求する
詐欺「的」商法が横行しています。
手口はおおむね以下のとおりです。
①ハローワークで求人を出している事業所に対し、網羅的に無料求人広告の営業をかける
②無料求人広告の掲載を希望した事業者に申込書や契約書を記載させる
その中に、「無料広告期間中に解約の意思表示がない限り自動的に有料プランに移行する」などの条項が小さな文字で記載されています。
③無料期間終了直後に、不当に高額な求人広告掲載料を請求する
この条項を見落としていたり、解約の連絡を忘れていた事業者に対し、有料プランの広告料金を請求しています。
「無料期間終了前に、有料プランへの意向確認をご連絡いたします」と記載していても、あえて深夜や土日祝日等の営業時間外にFAXが送られているケース(伝える意味ではなく、あくまで既成事実として送信しただけ)も多く見られます。
このような営業手法は、形式的には、契約書に有料プランに移行するとの記載があるので詐欺行為とは断定できません。
もっとも、このような営業手法で利用される求人サイトは広告効果がない場合がほとんどであり、実質的には、
「自動的に有料プランに移行する」との条項を見落としていた事業者から広告料金を支払ってもらうことのみを目的としている
と思われ、詐欺「的」な営業手法であり、公序良俗に反すると考えられます。
無料求人広告の営業電話がかかってきた場合には上記の点にご注意ください。
解約の連絡を忘れていた等の理由で、突然、高額な広告掲載料金を請求された場合には、弊所までご相談ください!